五つの美+αを意識する
五つの美+αを意識する
私ども山野流着装教室では
山野流の創始者山野愛子が提唱した「美道五原則」を理念としています
髪・顔・装い・精神美・健康美
着物を着る時は、メイクも髪型もふさわしく
内面と外面が伴いこの五つが揃ってこそ、トータルでの美しさが表現される
のだと思います
そしてこれにもうひとつ
+αとして、私が加えたいと思うのは
所作・しぐさ です
着物の所作は、見た目の美しさプラス着崩れを防ぐという意味もあります
・腕は腰の高さより上には上げない
・腕はむき出しにしない
(手先を挙げる時は、必ず反対側の手でたもとを押さえます)
・内股でいつもより歩幅を狭く
・背筋を伸ばして
・バッグは左手に持ち、右手先で軽く上前をおさえる
・椅子は浅く腰掛ける
以上ほんの一部
書き出すと、細かく大変なことのようですが
着物を着ると自然とこのような動きになると思います
右手を出すときには左手を添える(反対も同じ)
物を拾うときは一度きちんと止まって膝を曲げて座ってから拾う
階段の上り下りは右側を少しつまんで裾が汚れないようにする
など・・・
ひとつ手間が必要なのです
それを面倒と取るか
または優雅と取るか
美道五原則+αを意識して
トータルでの美しさを目指しましょう!