入学式のお客様【出張着付け】
春のお花が満開
お着物にもぴったりの季節ですね
今の季節は基本的に袷(あわせ)という2枚重ねの裏付きの着物を着るのが、着物の世界での決まりごと。
ですが、温暖化の影響や、
また、ここ九州長崎は気候的な特徴もあり、早めの単衣(ひとえ)も良いのではないかと思えてきます。
着付け講師としてそんな事言っていいのかと言われればそうなのですが、実際私も暑くて5月からは完全に単衣を着ています。
ただしTPOはそれぞれにお考えいただかなくてはなりません。
正式な場所、例えば式と名のつく時。
また、お着物に詳しい方や大先輩方の多くいらっしゃる場(お茶席など特に)にはきちんとしきたりを守る。
そして、それ以外普段の楽しみに着る際はあまり拘らずにいて良いのでないかと。
また極端な話、真冬に浴衣を着る人はいないと思います。着物に関わらず、オシャレは自分のためでもありますが、必ず人から見られているという意識を持つことも大切かなと思います。
これからの着物女子は賢くいきたいですね。
さて前置きが長くなりましたが、4月初旬には
入学式の出張お着付けのご予約をいただいておりました。
最近はリピーター様も多く、ご予約も早くからいただいており大変有難く存じます。
卒園式、入学式と続けてご利用いただきましたお客様。
そして、ご家族様までご紹介いただいたお客様も。
心より感謝申し上げます。
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最近の卒業、入学式のママ着物の動向を伺いました。
お着物も様々、帯結びも変わり結び有、帯揚げ帯締めまで華やかにされている方もいらっしゃるのだそうです。
驚きました。
うちは子ども達は既に中高生ですので、若いお母様方のお着物事情は知らなくて。
いまのところ、子どもさんの行事ゴトに変わり結びの依頼はお受けしたことありませんが、ご要望があればお応えするべきなのでしょうね。
悩むところです。
本来、子どもが主役の席では母は控えめに。という考え方がありましたが。
本来
という言葉ももうあまり
しっくり来ない気がしますね。
時代と共に変化していくことも悪いことばかりではありません。
ただひとつだけ忘れないでいただきたいのは「品格」
です。
時と場合によっては一歩控えるということ。
その方がかえってステキに見えるということもございます。
他の事にも通じるような
着物のお話です。
TPOを考えることは全てにおいて大切な事ですね。
長くなりましたのでこの辺で。
いつもお読みくださいましてありがとうございます。
いつかお会いできる日を楽しみにしております。